2020年12月の読書メーター

12月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:991
ナイス数:54

経済学・哲学草稿 (光文社古典新訳文庫)経済学・哲学草稿 (光文社古典新訳文庫)感想
ヘーゲル専門家による翻訳。ファック私有財産、ビバ社会主義と叫ぶ若きマルクスの熱い思いが伝わってきたが、初マルクスなのでとにかくしんどかった。ヘーゲルについての言及は特に難解で、せめて経済学に的を絞ってくれよ、、と思った。
読了日:12月21日 著者:マルクス
夫のちんぽが入らない (講談社文庫)夫のちんぽが入らない (講談社文庫)感想
以前から読もうと思いつつ未読だったが、地上波ドラマ化の報せを機に一気読み。シリアスになりがちなテーマ(毒親、妊活、病気etc)だが、ユーモア混じりの突き放した文章で書かれることによりポップな作品に仕上がっている。人間臭さが溢れる夫婦の物語。
読了日:12月20日 著者:こだま
ある微笑 (新潮文庫)ある微笑 (新潮文庫)感想
サガン。ドロドロしがちなストーリーだが、登場人物の感情表現や気の利いたセリフが、当時のフランスのノンビリした風景と相まって独特な雰囲気を醸し出していた。こんなに「接吻」というワードが出てくる小説もなかなかないと思うが、物語にマッチしていたように思う。
読了日:12月19日 著者:フランソワーズ サガン
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」感想
入門書としての妥当性についてはさておき、少なくとも資本論に対する恐怖感を緩和してくれる作用はあると思う。随所に難解なマルクス節に対してのdisが入り、後半に進むにつれてエスカレートしていくところが面白い。著者のジャーナリスト的見解は不要と感じた。
読了日:12月12日 著者:池上 彰

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