2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年11月の読書メーター

11月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1241ナイス数:94葉隠入門 (新潮文庫)の感想著者のバックボーンとも言える山本常朝『葉隠』のエッセンスを独自の視点で解釈・解説した一冊。時代や社会構造は違えども、武士が主君に仕える姿は現代の日本…

2020年10月の読書メーター

10月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:974ナイス数:63プラトンとの哲学――対話篇をよむ (岩波新書)の感想哲学者の思想解説だけではなく、今まさに「プラトンと」対話することで哲学に対しての理解を深めていく。取り上げている対話篇の掘り下げ…

2020年09月の読書メーター

9月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1145ナイス数:155饗宴 (光文社古典新訳文庫)の感想ほろ酔いのおっさん達がエロスについて順番に喋るという、ユルめなシチュエーションの対話篇。ソクラテスも比較的リラックスモードで肩の力を抜いて読む…

2020年08月の読書メーター

8月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1157ナイス数:40〈宗教化〉する現代思想 (光文社新書)の感想新興宗教について若干特殊な経歴をもつ著者が「形而上学なめんな」というスタンスで古代ギリシャから思想史を辿りながら「盲信するな、疑え」と…

2020年07月の読書メーター

7月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1232ナイス数:90アリストテレス (1938年) (大教育家文庫〈第10〉)の感想"アリストテレス 哲学文庫"(三木清 著)にて読了。元々は3冊のアリストテレスについての著書を合体させた企画盤的な一冊、Kindleの…

2020年06月の読書メーター

6月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:911ナイス数:36ハイデガー入門 (ちくま新書)の感想表面的な『存在と時間』の読み方を「平仮名読み」と一喝するかと思えば「この章はちょっと難しかったよな?このポイントだけは押えとけよ」と急に優しく…

2020年05月の読書メーター

5月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1146ナイス数:38ガラスの街 (新潮文庫)の感想村上春樹経由で名前は知っていたが、一冊通して読むのは初。シニカルな主人公に妙なこだわりがある感じは、ほぼ同世代の村上春樹っぽいと言えば言えなくもない…

2020年04月の読書メーター

4月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1175ナイス数:49対話の哲学 ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜 (講談社選書メチエ)の感想「対話」という斬新な視点でユダヤ人思想家たちの議論を紐付けていく。まるで著者の授業を受けているような感覚にな…

2020年03月の読書メーター

3月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1149ナイス数:75沈黙 (新潮文庫)の感想四半世紀の積ん読を経て読了。布教を目的にポルトガルから来日した司祭の物語。異教徒弾圧、キリスト教が日本に根付くか否か、イエス・キリストへの信仰とは?という…

2020年02月の読書メーター

2月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:847ナイス数:43父 岸田劉生 (中公文庫)の感想麗子像で有名な著者が記した岸田劉生の記録。芸術家、父親、それぞれの側面から画家の人間性が立体的に描かれている。画家の日記からの引用も多く、岸田劉生の…

2020年01月の読書メーター

1月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1055ナイス数:30ベルクソン~人は過去の奴隷なのだろうか (シリーズ・哲学のエッセンス)の感想ベルクソンの著書に出てくる理解困難な概念を具体例と共に噛み砕いた表現で解説してくれるとてもよくできた入…

2019年の読書メーター

2019年の読書メーター読んだ本の数:49読んだページ数:11915ナイス数:501形而上学入門 (平凡社ライブラリー)の感想「存在」の語源を遡ってみたり、ギリシア人の思想や詩を丹念に検証してみたり、存在を生成、仮象、思考などと差別化してみたり、周りを囲い…

2019年12月の読書メーター

12月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1296ナイス数:98形而上学入門 (平凡社ライブラリー)の感想「存在」の語源を遡ってみたり、ギリシア人の思想や詩を丹念に検証してみたり、存在を生成、仮象、思考などと差別化してみたり、周りを囲いこん…