2020年07月の読書メーター

7月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1232
ナイス数:90

アリストテレス (1938年) (大教育家文庫〈第10〉)アリストテレス (1938年) (大教育家文庫〈第10〉)感想
"アリストテレス 哲学文庫"(三木清 著)にて読了。元々は3冊のアリストテレスについての著書を合体させた企画盤的な一冊、Kindleのこういった試みはありがたい。一番苦労したのがギリシャ語ちゃんぽんの文章で、読者が皆ギリシャ語分かる訳ないだろうが!とキレそうになりながら読んだ。https://a.co/2uMjn3y
読了日:07月30日 著者:三木 清
アリストテレス形而上学 (1935年) (大思想文庫〈第2〉)アリストテレス形而上学 (1935年) (大思想文庫〈第2〉)感想
"アリストテレス 哲学文庫"(三木清 著)にて読了。元々は3冊のアリストテレスについての著書を合体させた企画盤的な一冊、Kindleのこういった試みはありがたい。一番苦労したのがギリシャ語ちゃんぽんの文章で、読者が皆ギリシャ語分かる訳ないだろうが!とキレそうになりながら読んだ。https://a.co/2uMjn3y
読了日:07月30日 著者:三木 清
本はどう読むか (講談社現代新書)本はどう読むか (講談社現代新書)感想
本の種類別の読み方は勿論のこと、書籍とどのように付き合うか?についても詳しく書かれているが、後半に進むにつれて毒舌ぶりに磨きがかかり、積読せざるを得ない日本の出版業界の問題点やアンチスローリーディング、読書会批判など意外と刺激的な一冊。加藤周一の『読書術』などとは比べ物にならないくらい面白かったが、終章の某SF作品ネタバレは完全に蛇足だと思う。
読了日:07月11日 著者:清水 幾太郎
ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)感想
メノン、プロタゴラスに続いて対話篇第三弾、挑発的な言動で告発に一人立ち向かい、死刑に怯むことなく「善く生きるとは何か」を問う。その姿にプラトンを始めとした弟子達が「オヤジの遺志は俺たちが受け継ぐぜ!」と決意を新たにしたのではないか。
読了日:07月06日 著者:プラトン
プロタゴラス―あるソフィストとの対話 (光文社古典新訳文庫)プロタゴラス―あるソフィストとの対話 (光文社古典新訳文庫)感想
対話篇第二弾。メノンと比べてソクラテスが若く、訳文がくだけた感じ。大御所ソフィストが力技でねじ伏せようとしてくるのに対して、弱点を狙ってネチネチ攻めるタイプのソクラテスは、敵に回したくない人間だと思う。注釈、解説共にとても分かりやすい。
読了日:07月03日 著者:プラトン
メノン―徳(アレテー)について (光文社古典新訳文庫)メノン―徳(アレテー)について (光文社古典新訳文庫)感想
プラトンの対話篇を読むのは初めてだが、論文調に比べて遥かに読みやすいのは勿論のこと、若気の至りで食ってかかるメノンをイヤらしい目で見つつ、時にブチ切れたりしながら真の理解へと青年を導くソクラテスの好々爺っぷりが伝わってきてとても面白かった。
読了日:07月01日 著者:プラトン

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