異形の王権 網野善彦

柿帷、簑笠→非人の服装(中世後期)
飛礫(つぶて)
=古代より行われる、悪党・悪僧的、非人的な武力(鎌倉末、南北朝期)
=原始以来の人類に普遍的な民俗・文化
=中世後期以降、権力に組織された武力に変化
→呪術性、神意性、英雄視、支配者が禁止することができない
@朝鮮半島、秀吉朝鮮出兵時に投石による抵抗
→現代では球技などのスポーツによって代位、解消


異形の人物→高足駄をはく

異形の王権
1.伊賀兼光
2.文観→異形の僧正
-「異類」律僧でありながら武勇、兵具を好む
-悪党・非人を利用する
-祈祷や呪術を駆使
3.後醍醐天皇→異形の天皇
-自ら真言密教の祈祷を行う→文観の影響
-商工民の重視、宋学の摂取