ブッチャーズ

5月27日にブッチャーズの吉村さんが亡くなったと知ったとき、驚いたと同時にあまり違和感を感じなかった。


今まで自分と同じ世界に生きているのが不思議なくらいというか、吉村さんの存在感も産み出す曲もギターの音もあまりにも浮世離れしていて、そこらへんのミュージシャンとは格が違う印象だった。

kocorono」は年に1回は引っ張り出して聴いているフェイバリットアルバムの1つで、直近の「NOALUBUM/無題」も大好きなアルバムで何回も聴いた。

kocorono」は初めて聴いたとき、とにかくこの世のものとは思えない異世界・感覚を感じさせる曲ばかりで、ただただ圧倒された覚えがある。


そんな曲を作り出してきた人だから、今まで生きてきたのが奇跡、と言っても過言ではないと思う。
文字通り命を削って曲を作ってきたのだから。

これからもブッチャーズの音楽を聴き続けるし、できれば2人の娘が大きくなったら聴かせたい。


ミュージシャンにとっては作った音楽が全て。
聴いたあとに心に残る何かがあるかどうか。


素晴らしい曲を産み出した日本のバンドのフロントマンは亡くなってしまったが、数々の名曲は人々の心に残り続けるはず。