日本の国境問題 孫崎享

1.
第二次大戦後のドイツ
自国領土の維持→自己の影響力の拡大
(欧州中央銀行への影響力)

2.
国の内外情勢が悪いとき、ナショナリズムを煽り、世論の支持を得ようとする
〈紛争回避〉
周恩来、とう小平
反日・強硬路線〉
江沢民

パルチザン
非正規の軍事活動を行う遊撃隊、ゲリラ

セザンヌ

1.遠近法の破壊
見たときの感動を絵の中で調和させる
→絵でなければ表せないもの
エミール・ゾラとの友情(リンゴ)、決別(制作)


2.多視点の導入
横からの視点、上からの視点の組み合わせ
隣り合ったもの同士の対話、調和


3.塗り残し
塗り残しにより光を表す
色彩とフォルムのバランス
水彩画の名手
最晩年の水浴図
芸術→永遠性

アングル・ドラクロワの対立

ルネサンス代理戦争
◼アングル→線、デッサンを重視、写実的
「グランド・オダリスク」1814

→背中が長すぎる
新古典主義(輪郭線)
ラファエロの影響(柔らかさ)
★円の構図
ドラクロワをアカデミーに20年間入会させない
ルイ13世の誓願」

ドラクロワ→色彩へのこだわり
民衆を導く自由の女神」1830
女性が筋骨隆々→ミケランジェロの影響
(躍動感)
★三角形の構図による安定感
ロマン主義(激しい感情、ダイナミック)
→フランス絵画革命を成し遂げる

日本の反知性主義

エートス=習慣、特性、特徴
ハビトゥス=自覚されない思考、行為を生み出す性向
ネオリベ新自由主義 国家の縮小、市場経済重視
シニシズム冷笑主義

白井聡
認知行動療法精神分析
抑圧→否認(幼児的万能感の維持)
・否定的なものを認めない
日本社会
社会内在的な敵対性を否認する
天皇制→家族国家

高橋源一郎
プラグマティズム=行動を重視。実用主義

権力の読みかた 萱野稔人

序論

◼状況1
主権国家成立の方法
・設立による方法(相互的な恐怖)
・獲得による方法(強者に対する恐怖)
→両者とも恐怖をモーターとして確立される
★死の恐怖→国家形成
自爆テロは死を恐れない
テロリズムと法停止状態の結びつき
★もともと支配する側が統治の手段として用いるもの
〈ヨーロッパ〉
帝国主義的覇権
・領土的
・勢力均衡
アメリカ〉
・帝国的な覇権
・脱領土的
・非対称性(唯一の強国↔それ以外)

構造改革をつうじた権力の再編成
冷戦の終結→戦争の民営化
構造改革
→権力の再編成
→利権の再配置

◼郊外と第三世界の拡大
フランス国内の第三世界の拡大
→過剰搾取されるアフリカ人労働者
→フランス人労働者

セキュリティ→生存条件の向上
・治安、安全保障
社会保険

ナショナリズムの逆説
セキュリティの低下
・雇用の不安定化
社会保障の縮減
ナショナリズムの原動力

「小さな政府」への移行
国民生活の保障<暴力によるセキュリティ管理

シェーマ=図式、様式、枠組み
マージナル=周辺、境界、限界
ポピュリズム大衆迎合主義(不安、恐れを利用)

ポピュリズムのヨーロッパ
国家の基礎にあるもの→恐喝
国家の形態
→実力行使のテクノロジー
→経済活動の生産様式

コノテーション潜在的な意味

フーコーの方法
権力とは
・行為が行為を規定するときに作用する力の関係
・行為の可能性を開く
↔暴力は可能性を閉ざす
・抵抗の可能性を排除しない
・匿名的に作用する
・戦略的合理性を備えている(計算され尽くされている)
・非人称的
●行為の可能性の領野を開く
●そこでなされる行為を条件付ける

権力と知は人間の活動をめぐるひとつの編成システムをなす
→身体の政治的テクノロジー

言説という概念→言語分析と区別するため
→特定の場所と時間において特定の記号が発せられたという事実
→分散のシステムを通じて編成される
・対象の編成
・言表行為の様態の編成
・概念の編成
・戦略の編成

言表(エノンセ)とは
→言説の基礎的な単位
→記号が持っている「存在にかかわる機能」
・関説性
・言表の主体(匿名的)の位置を定める
 →知と権力が言説において結び付く基盤

編成システムにおいては、規則性は不規則性に対立しない

ノミナリズム唯名論