2021-12-05から1日間の記事一覧

稲葉振一郎『経済学という教養』(ちくま文庫)

P203少なくとも一人については改善し、残りの者たちについても悪化させはしないだろう。→パレート最適 P266マルクス経済学は、不況を不均衡現象としてとらえてしまい、ケインズ的な不完全雇用均衡の概念に到達することはできなかったのだ。 P275マルクスが資…

吉川洋『ケインズ』(ちくま新書)

P43「われわれが個人に金を貸すのは嫌がっても、銀行預金を保有するのは、個人の書く「借用証書」が到底決済手段にならないのに対して、銀行預金はそれ自体決済手段だからである。要するに19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イギリスのみが「銀行」の立場に…

竹田青嗣『現象学入門』(NHKブックス)

第一章P 12この現実と認識の「一致」を、ヨーロッパの哲学では伝統的に「真理」と呼んできたのである。ところが、実際は、現象学のいちばんの功績は、この伝統的な「真理」の概念がなぜ不可能なものであるかをはっきりさせたところにあったのだ。 ・記述心理…

小塩隆士『高校生のための経済学入門』(ちくま新書)

P117三面等価の法則生産、所得、支出は必ず一致する P122GDPをその本来の意味のように付加価値の合計とは捉えず、さまざまな形態の支出の合計として捉えているからです。 P141短期的な経済の動き→需要サイドの予測経済成長の予測→供給要因の将来見通し(労働…