2019年04月の読書メーター

4月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:718
ナイス数:24

ボルヘス怪奇譚集 (河出文庫)ボルヘス怪奇譚集 (河出文庫)感想
長くても3,4ページ、短いものは数行で終わってしまうボルヘスセレクションによる古今東西の物語が多数収録されている。教訓めいた話もあれば、何の脈絡もないまるで交通事故のような話もあり。一話一話が短いのでチビチビ読むのに適していると思う。
読了日:04月26日 著者: 
時間と自由 (岩波文庫)時間と自由 (岩波文庫)感想
三週間かけて読了。空間と時間を「持続」の概念を用いて緻密に定義している。特に「自由」についてのくだりは、十九世紀に書かれたにもかかわらず現代にも応用できると思う。ガチ理系ならではの分析力は若干しつこすぎるものの、他の哲学者とは一線を画している。
読了日:04月18日 著者:ベルクソン
これはペンです (新潮文庫)これはペンです (新潮文庫)感想
二篇の中篇作品が収録されており、表題作よりも「よい夜を持っている」が好みだった。無限の記憶という発想はボルヘスの幻想世界を彷彿とさせるが、人間臭さが究極まで排除された物語の中に微かに垣間見える叙情性が印象に残った。
読了日:04月03日 著者:円城 塔

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