昔と今の音楽の聴き方について
音楽を割と熱心に聴き始めた中学・高校の時は基本的にお金がないので、
近所のTSUTAYAでアルバムをレンタルしてカセットテープに録音し、
そのテープを何回も繰り返し聴く、という聴き方をしていた。
気に入ったアルバムを録音したテープは何回も何回も聴いた記憶がある。
ところが今や、CD屋にも行かずにネットでCDが買える世の中になった。
さすがに新譜をガンガン買ったりはしないが、大人になり昔と比べて
多少のお金はあるので、聴いてみたいな、と思った音楽はあまり躊躇せず
Amazonやディスクユニオンで中古で買って聴いたりする。
そうやって簡単に手に入れたCDを大事に繰り返し聴くかというと、
1〜2回聴いたくらいで、ロクに聴かなかったりする。
ただ、そうやってアレコレ買って聴いた中で、たまにツボにはまるものが
あったりするので、そういうものは繰り返し何度も聴いたりするが、
そういった個人的名盤が見つかるのは多くて年に2〜3枚である。
色々聴いてみたいという自分の欲求を満たすには、現代の世の中は
非常に便利だけど、簡単にCDが手に入るようになった一方であまり
音楽を大事に聴けていない、悪い言葉で言えば「消費している」感が
否めないので、「なんだかなー」と思っている今日この頃である。